子どもを育てるって、こんなにしんどくて、あたたかい。『クローバーナイト』感想

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前回ご紹介した「編み物初心者が挑戦!リネンコットンのサマーニット制作日記①」は、今回はお休みです。

全然編み進められていないから。

さて、今回ご紹介するのは、辻村深月さんの「クローバーナイト」です。

女性誌に連載されていた子育てにまつわるお話です。

aiko
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  • 育児に奔走している親御さん
  • 子育て中でも視野を広げたい人 にオススメです。

この記事では、あらすじと感想をネタバレありで紹介します。

あらすじ

小さな会計事務所で働く鶴峯 裕(つるみね ゆう)は、同い年の妻・志保と共働き。

4歳の長女・莉枝未ともうすぐ2歳になる長男・琉大を保育園に預け、バタバタの日々を過ごしている。

そんな鶴峯家に、ママ友、パパ友から子育てにまつわる難題と謎が押し寄せる。

心に刺さった言葉①

「『この年まで育ててやった』って言われたけど、私はそうは思わない。莉枝未と琉大を産んだのは、私の意志だし、私が選んだことだよ。大変なことも多いけど、楽しいこともすごく多い。あの子たちにはむしろ、”育てさせてもらってる”って思ってる」(P.396)

このセリフで、私の頭に雷が落ちました。

この気持ちが、“子どもたちへの尊敬の念”というものなのかもしれません。

私自身、実際に子どもたちがいたから、初めて知る世界が本当に多いと感じます。

その分、大変なこともありますが、私の人生が色とりどりの鮮やかなものになっているのは確かです。

心に刺さった言葉②

(あとがきより)

個人的な話だが、PTA会長を引き受けた。

最大の理由は、自分がまだ成長できるのではないか、ということ。

保護者の世界、PTAという社会の中では、自分が常識と思い込んでいることが通用しない場合が多い。彼らには彼らの常識がある。

そのことに気づき、家族にはそれぞれの形がある。当たり前は当り前じゃない、と気づけたことは収穫だった。(P.424)

正直、PTAや子どもを通じて広がる人間関係が煩わしく思うことはあります。

ですが、避けられない場合があります。

そんな時は、抗うより流されてしまうのもいいかもしれません。

抗うほうがエネルギーがいりますしね。

流されて、ついでにちょっとプラスなことはないかな、と考えてみれば、ありました。

新たな人との出会いは、自分の常識や当たり前の壁を広げるいいチャンス

自分の世界が広がるのは、楽しいものです。

心に刺さった言葉③

(あとがきより)

校長との雑談で「私立に行かせて受験戦争から楽にしてやりたい、と思っている親は、実は自分が楽になりたんじゃないですかね」とぽつりと言われた。(P.425)

全部が全部じゃないですが、こういう気持ちもあるなぁ~と共感しました。

早期教育、お受験って、親のためなところも無きにしも非ず・・・。

我が家の場合は、本人からの申し出がなければ、私立に行かせるつもりは今のところはありません。

それよりも、その時が来れば、子どもたちには受験に気持ちが負けない子になっていてほしいと願います。

また、私も子どもたちを支える親になっていたいと思います。

そのためにも、10年くらいかけて強い自分になれるよう日々精進します。

感想(ネタバレ含みます)

本作は、自分の子育ての時期と重なる部分が多く、思うことがたくさんありました。

本作の舞台は東京あたりでしょうか。

保活のために離婚とか、やりすぎな感じはありますが、東京とかでは当たり前のことなのでしょうか(怖)。

月1回の業者によるハウスクリーニングを頼むのは、いいなと共感します。

ですが、お受験のタイミングの妊娠NG・クラス全員参加でホテル貸し切り誕生日会に100万円などは

「おいおいおい、まじかよ、やりすぎだろ」とツッコミ入れてしまいます。

(オーバーな表現だと思いたい)

これだけ挙げると妊娠・出産にためらう人もいそうですが、

「子どもがいるから知る世界・楽しみ」も所々にあり、すべて自分の成長につながるんだよと言われている気持ちにもなりました。

子育て中の方にも、これから子どもを持つかもしれない人にも、ぜひ読んでいただきたい1冊でした。

aiko
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