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今回は、ChatGPTにおすすめされて読んだ一冊——柚月裕子さんの『盤上の向日葵』をご紹介します。
タイトルの「盤上」とは将棋盤のことですが、私はそれさえも気づいていませんでした(汗)それぐらい将棋を知らないんです・・・。

そして、この作品は、今秋、映画化されます
(出演:坂口健太郎さん、渡辺謙さん)
正直に言うと、最初はちょっと身構えてました。
「将棋の話って難しそう」
「しかもミステリー?理解できるかな…?」
ところが読んでみたらびっくり。将棋のルールが全くわからなくても、心にずしんと響く物語で、読後はしばらく立ち上がれないほど。
これから映画を見る方にも、原作を読む価値、間違いなくあります。
このブログでは、映画化をきっかけに『盤上の向日葵』に興味を持ったあなたに向けて、“先に原作を読んでよかった”と思えるポイントをやさしく紹介します。
※ ネタバレあります。
🎥 映画を観る前に知っておきたいあらすじ(ネタバレなし)
平成6年、山の中で発見された白骨死体と、そばに置かれていた一組の将棋駒——
それは「初代菊水月」と呼ばれる、将棋界で“幻”とされる名駒だった。
価値は、数百万円とも言われる逸品。
警察はこの駒の流通ルートを追いながら、やがて一人の棋士の半生へとたどり着く。
物語は、刑事の捜査パートと並行して、プロ棋士・上条桂介の壮絶な人生を描きます。
📘 原作でしか味わえない、3つの“深み”(ネタバレあり)
①将棋の知識ゼロ楽しめる
本作は、“将棋を知らなくても”十分に楽しめます。
- 将棋盤の前では、すべての感情が剥き出しになる
- 見た目の静かさとは裏腹に、棋士たちの頭の中は何百通りもの攻め方が考えられている
- その描写に、読者も手に汗握るドキドキ・ハラハラ感を体験できる
実在する藤井聡太竜王・名人の心の内も、実はこんなこと考えているのかなと、新発見できました!
② “駒”に込められた美しさと狂気
映画でもきっと見どころになるのが、「駒」。
物語の鍵を握るのは、「初代菊水月」という駒師による逸品。
小説では、この駒の価値・材質・流通ルートなどが実在する骨董品のように詳細に描かれ、まるで美術品をめぐるサスペンスを読んでいるような緊張感があります。
それを映画でどう描写するのか——楽しみ半分、想像したくなるような精巧さが、小説には確かにありました。
③ “向日葵”の意味
本作では、たびたび「向日葵」が登場します。
- 桂介の母・春子が好きだった「向日葵」…死への憧れと恐怖
- 桂介の部屋に飾られた画家ゴッホの「向日葵」…ゴッホの抱く狂気と桂介の血との共鳴
- 盤面の現れる「向日葵」の幻影…将棋の光と影に憑りつかれてしまった結果
を表しています。そして、桂介は徐々に没落していくのです。
🛒 映画を見る前に読む価値、あり!
正直、映画だけ観ても充分楽しめると思います。
でも、原作を読んだ人だけが受け取れる“もう一枚深い感情のレイヤー”が確実にあります。
- 登場人物たちの心の傷
- 勝負にのめり込む理由
- 駒に託した、届かない願い
そのひとつひとつが、あなたの中にも静かに残るはず。
💬 最後にひとこと
映画を観る前に読む?
それとも観たあとに読む?
どちらでもきっと、あなたの中に何かを残す物語です。
私は、映画をより深く味わいたくて、先に読んでよかった。

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