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今回ご紹介するのは住野よるさんの「また、同じ夢を見ていた」です。

- 感動したい人
- 驚きたい人
- 伏線回収が好きな人 にオススメの1冊です
この記事では、あらすじと感想をネタバレありで紹介します。
あらすじ
きっと誰にでも「やり直したい」ことがある。
学校に友達がいない“私”が出会ったのは、
手首に傷がある“南さん”、
とても格好いい“アバズレさん”、
一人暮らしの“おばあちゃん”、
そして、尻尾の短い“彼女”だった―

登場人物
- 小柳 奈ノ花・・・主人公。小学生
- 彼女・・・尻尾の短い猫
- アバズレさん・・・季節を売る仕事をしている。奈ノ花とオセロで遊んでくれる
- おばあちゃん・・・お菓子を焼いてくれたり、本を紹介してくれたりする
- 南さん・・・高校生。小説を書いてる
- 桐生くん・・・奈ノ花の隣に座る同級生。絵が上手
- ひとみ先生・・・奈ノ花の担任
- しんたろう先生・・・ひとみ先生の隣の席に座る
など、老若男女問わず、人間以外も出てくるお話です。
心に残った言葉
私にとって作家さんとは、本を売る人ではなく、物語を紡ぎ、人の心に世界を作る素敵な人たち。(P.84)
端的に「作家」という職業を説明してくれてますね。
ホント!ホント!とすごく納得できて、ストンと頭に入ってきました。
読書の魅力って、こういうことでもあるんですよね~
感想(ネタバレ含みます)
鈍感な私には珍しく、今回は読んでる途中で、気づきました。
奈ノ花・南さん・アバズレさん・おばあちゃんが、同一人物であるということを。
なぜ、小学生の奈ノ花の前に、高校生の奈ノ花(=南さん)、成人した奈ノ花(=アバズレさん)、年を取った奈ノ花(=おばあちゃん)が現れたのでしょうか。
それは、”未来の自分”が”過去の自分”に「また同じ夢」として現れ、人生を「やり直し」「幸せ」になるためだとわかります。
奈ノ花は、高校生の時、成人した時、年を取った時に、ある後悔をしています。
- 南さんの後悔していること・・・両親との喧嘩別れ
- アバズレさんの後悔していること・・・(桐生君と)友達を作ること
- おばあちゃんの後悔していること・・・桐生君と付き合う(結婚する)こと・・・?
小学生の奈ノ花に、未来の自分たちは同じ後悔はするなと夢の中でアドバイスをしていたんですね。
それを奈ノ花は、自分の心に素直に純粋になり、実行していくわけです。(実際の文章はとても温かい表現がたくさん)
作中テーマは「幸せとは?」であり、タイトルや帯ですべてを物語っている感じがしました。

どんどん、ピースがはまっていき、後半は一気読みです。
驚きと感動と伏線回収が気持ちよく、大変面白い作品でした。

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