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本日ご紹介するのは、澤村伊智さんの『うるはしみにくし あなたのともだち』です。
結論から言うと、「青春小説 × 現代ホラー」が絶妙に絡み合い、一気に読ませる作品でした。
グロテスクな描写もありますが、怖いだけではなく人間関係の描き方が秀逸で、
読みごたえのある一冊です。
あらすじ(ネタバレなし)
舞台は四ツ角高校三年二組。
美しく人気者だった生徒・更紗が、突然自殺します。
遺書もなく、いじめの痕跡もなし。
彼女の死を境に、クラスでは女生徒たちが「見えない力」によって
次々と容姿を傷つけられる異変が起きます。
互いを疑い合い、崩れていくクラスカースト。
担任の小谷舞香は調査を進める中で、
地域に伝わる「ユアフレンド」というおまじないにたどり着きます――。

感想(ネタバレあり)
澤村伊智さんといえば『ぼぎわんが、来る』(映画化作品『来る』の原作)で知られる人気ホラー作家。今回の『うるはしみにくし あなたのともだち』も、期待を裏切らない恐怖と仕掛けが満載でした。
特に印象的だったのは、
おまじないが実在するのではなく、スマホを利用した「暗示」として仕掛けられていたこと。
単なるオカルトではなく現代社会の要素を取り入れている点が新鮮です。
また、「犯人と思わせる人物」と「真犯人」の二重構造はホラーの王道ですが、
やはり引き込まれました。
グロテスクな描写がある一方で、ストーリーのテンポが良く、
気づけば最後まで一気読みしてしまいました。
澤村伊智の代表作・おすすめ小説
澤村伊智さんは、2015年『ぼぎわんが、来る』で第22回日本ホラー小説大賞を受賞しデビュー。
以来、現代的な恐怖を描くことで注目を集めています。
代表作には以下のようなものがあります:
- 『ぼぎわんが、来る』(映画『来る』原作)
- 『予言の島』
- 『ししりばの家』
- 『恐怖小説 キリカ』シリーズ
ホラーが苦手な人でも読みやすい構成が多く、
「怖いけど止まらない」という体験をさせてくれる作家です。
こんな人におすすめ

- 学園ホラーや人間関係の崩壊を描いた物語が好きな人
- スマホやSNSなど、現代的な要素を取り入れたホラーを読みたい人
- 澤村伊智さんの小説を初めて読む人
まとめ
『うるはしみにくし あなたのともだち』は、
学園ドラマのリアルさとホラーの恐怖を融合させた作品です。
澤村伊智作品が初めての方にもおすすめできる一冊。
ホラー好きはもちろん、人間関係に興味がある人もぜひ読んでみてください。


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