『トリカゴ』(辻堂ゆめさん)のあらすじと感想/著者が描く“ユートピア”の真実とは?

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今回ご紹介するのは、辻堂ゆめさんの「トリカゴ」です。

SNSで紹介されて、この本の存在を知りました。

aiko
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  • 無戸籍を知らない人
  • 社会の闇を知りたい人
  • 重い内容でも大丈夫な人      おススメの冊です

この記事では、あらすじと感想をネタバレありで紹介します。

あらすじ

蒲田署強行犯係の森垣里穂子は、殺人未遂事件の捜査中に無戸籍者が隠れ住む生活共同体を発見する。

その共同体“ユートピア”のリーダーはリョウ、その妹のハナが事件の容疑者となっていた。

彼らの置かれた状況を知った里穂子は、捜査が“ユートピア”を壊すのではないかと葛藤を抱くようになる。

だが、かつて日本中を震撼させた“鳥籠事件”との共通点に気づき・・・。

リョウとハナがいた“ユートピア”とは、

このようなところだったのでは・・・

感想(ネタバレ含みます)

本作でも出てきました「無戸籍」という存在。

以前ご紹介した「僕が僕をやめる日」でも登場しましたね。

“自分”を証明するものが全くないというのは、めちゃくちゃ怖いです。

本作で、戸籍はなくとも住民票が持て、生活保護も受けられ、健康保険も持てると知り、「へぇ~」と感心しましたが、

よくよく考えてみると外国人の方がそうだと気づき、納得しました。

日本におけるごくごく少数派(であってほしい)の存在の闇がよくわかる本でした。

幼少期の予防接種、学校入学、働ける、結婚できる、出産できる。

そんな当たり前のこと全てが、とても幸せなことだったんだなぁと気づかされました。

重く難しい題材でしたが、最後は希望に満ちた心温まる内容でよかったです。

今作で辻堂ゆめさんを知りましたが、また気になる作家になりました。

aiko
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